【卓球全日本】長崎美柚、６回戦敗退も収穫 ２８年ロス五輪目指し「自分に打ち勝っていく」

サーブする長崎美柚（カメラ・宮崎　亮太）

◆卓球◇全日本選手権　第４日（２４日、東京体育館）

　女子シングルスで長崎美柚（木下グループ）は６回戦で大藤沙月（ミキハウス）に１―４で敗れた。対戦経験は何度もあるが、この１年で著しい成長を見せる大藤との試合を終え「準備してきたことはやり切ることができた。悔しい気持ちもあるけど、今の自分の実力で大藤選手にここまでできた。たくさん収穫のある試合だった」と手応えも得た様子だった。

　パワフルな両ハンドが持ち味だが、今は課題の安定性や緻密（ちみつ）さを磨くことに力を入れている。大きな目標は２８年ロサンゼルス五輪への出場だ。代表争いを見据え、現在２２位の世界ランクを「この１年間で１５位以内にしていきたい」と目標を設定。「そのためには、もっともっと細かいところを磨いていかなきゃいけない。自分自身と向き合って、自分に常に打ち勝っていけるように頑張っていきたい」と決意を込めた。