園部八奏 4大大会ジュニア日本女子56年ぶりのシングルス優勝 沢松和子に次いで史上2人目 全豪オープン
スポーツ報知 / 2025年1月25日 13時31分
◆テニス ▽全豪オープン 第14日(25日、オーストラリア・メルボルン)
【メルボルン24日=吉松忠弘】ジュニアの部の女子シングルスで、ジュニア世界ランキング7位の園部八奏(わかな・与野TC)が、4大大会ジュニア日本女子56年ぶりにシングルスで優勝する快挙を成し遂げた。同10位のクリスチナ・ペニコバ(米国)に、わずか54分の6-0、6-1で完勝。全豪ジュニア女子シングルス決勝史上、合計13ゲームは、最少ゲーム数タイの圧勝劇だった。
表彰式で、園部は「コーチ、家族にありがとうと言いたい。そして、最高の場所に連れてきてくださった盛田テニス基金の方々にもお礼を言いたい」と話した。
園部は、第1ゲームで相手にサービスゲームを破ると、そのまま波に乗った。一気に6ゲームを連取して第1セットを23分で奪った。第2セットも2-0とリードし、スタートから8ゲームを連取。途中で、相手が、1ゲームで4本のダブルフォルトを犯すなど、園部のプレーに気持ちも折れたようだ。
全豪のセンターコートで、日本女子ジュニア選手が初めてプレーした歴史的な日に、園部が新たな歴史を日本テニスに刻んだ。
◆園部八奏(そのべ・わかな)2008年1月17日、さいたま市生まれ。4歳で兄の影響でテニスを始め、2021年全国選抜ジュニア14歳以下優勝。2022年に錦織圭同様に、盛田正明テニス基金援助を得て、米フロリダにあるIMGアカデミーに留学。今でも拠点だ。2024年全米のジュニア部門準優勝。174センチ。ジュニア自身最高世界ランキングは5位
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