【広島】マイナー１０４発の新外国人はサンタナ彷彿！？ 来日会見翌日に室内フリー打撃で快音

室内フリー打撃を行った広島のサンドロ・ファビアン（カメラ・畑中祐司）

　広島の新外国人、サンドロ・ファビアン外野手＝レンジャーズ傘下３Ａ＝が２５日、マツダ室内で行ったフリー打撃で快音を連発した。２３日夕方に来日し、２４日に入団会見を行ったばかり。マイナー通算１０４本塁打の４番候補は「体自体は疲れてるかなと思ったんけど、動いてみて全然問題なく、状態はいい」と、長旅の疲れは感じさせなかった。

　ゆったりとした構えから繰り出す鋭いスイングは、昨季セ・リーグ最高出塁率とベストナインを獲得したヤクルトのサンタナを彷彿（ほうふつ）とさせる。同じドミニカ共和国出身。前日の会見では、来日前に「小さい頃から一緒に育った」という巨人・ヘルナンデスから「日本では我慢強い打者になった方がいい」とアドバイスをもらったことを明かした。６歳上のサンタナも旧知の間柄。「日本と米国の野球は違う。そういったことを学んでいくことが大切」と伝えられたという。

　スイングについて「もしかしたら周りから（サンタナと）似ていると見えるかもしれないけど、自分のスイングをしているという意識」と話したものの、１６歳からたくわえ続けているというトレードマークの髭もそっくり。昨季打率３割１分５厘、１７本塁打、７０打点をマークした燕助っ人と同様の活躍が期待される。

　〇…メジャー通算２１発のエレフリス・モンテロ内野手＝ロッキーズ傘下３Ａ＝も、室内フリー打撃でパワフルなスイングを披露。「もう体の準備はできているよ。あとはチームのやり方とかを習いたい。本当に早く（キャンプを）始めてほしいなと思っているよ」。マイナー通算２７勝右腕のジョハン・ドミンゲス投手＝ホワイトソックス傘下３Ａ＝も、力強い遠投を繰り返した。練習後には、３人そろって室内練習場の外で即席サイン会を実施し、ファンを喜ばせていた。