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井上尚弥「2階級同時王者」プラン 王座保持したまま階級上げて5階級制覇、その後階級戻して中谷戦

スポーツ報知 / 2025年1月26日 9時0分

防衛戦から一夜明け激闘を伝えるスポーツ報知を手にする井上(カメラ・堺 恒志)

 プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=が24日の防衛戦(有明アリーナ)から一夜明けた25日、横浜市内の所属ジムで会見を行った。年内4戦目に、4本のベルトを保持したままフェザー級に上げてWBA同級王者ニック・ボール(27)=英国=に挑戦し、日本人史上初の世界5階級制覇に挑むプランを明かした。2026年にはスーパーバンタム級に戻り、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M・T=とのドリームマッチを実現する意向だ。

 リング上で世界進出を宣言してから一夜明け、尚弥が日本人初の5階級制覇と2階級同時制覇の偉業に挑むプランをぶち上げた。所属ジムの大橋秀行会長(59)は年内に4試合を行う可能性があると言及。「恐らく次はラスベガスでピカソ(メキシコ)、その次はアフマダリエフ(ウズベキスタン)」と改めて語り「もう一つは、フェザー級に上げてニック・ボール選手と戦う」と新たなプランを明かした。

 ボールは21勝(12KO)1分けと無敗の王者。昨年11月、総額30億円(推定)のスポンサー契約を結んだ「リヤド・シーズン」を主催するサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が「夢のカード」として「井上VSボール」を挙げたことが起点になった。将来的に階級を上げることを目指す尚弥も、新たに世界戦略の相手として組み入れた。

 フェザー級には、スーパーバンタム級の王座を保持したまま挑戦する考え。「スーパーバンタムにもまだまだ落とせる幅もあるし、今フェザーで戦っても戦える体は出来上がってきている」と尚弥。24日の防衛戦は、これまでで最も重い62・9キロでリングに上がった。前日計量(55・2キロ)から7・7キロ増やしたが「ナチュラルに仕上がった。当日の体重ならスピード、キレも全然落ちてないし、十分にフェザー級(57・1キロ以下)でも戦える」と手応えを口にした。

 サプライズは、これだけではなかった。大橋会長は「その後は戦うべき相手がいるので、またスーパーバンタム級に落とす。そういう選択肢がある」と続けた。名前こそ挙げなかったものの「戦うべき相手」とは中谷のこと。尚弥は「もうたぶん皆さん感じていると思うが、またスーパーバンタムに下げるっていうのは一つ意味があって。またそういう流れが来たら、楽しみだなと思います」と話すと、大きくうなずいた。

 2階級同時制覇は、来年5月にも東京ドーム開催が浮上している中谷とのドリームマッチを実現するためでもある。

 「今年は、ボクシングキャリアを加速させたい。このキャリアをファンの方と共有して、一緒に歩んでいきたいなと思っています」。2025年も、モンスターは未踏の地に新たな歴史を刻んでいく。(勝田 成紀)

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