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「相撲の神様が金峰山の背中を押したとしか思えない」…元大関・琴風の目

スポーツ報知 / 2025年1月26日 5時10分

金峰山

◆大相撲初場所14日目(25日、東京・両国国技館)

 西前頭14枚目・金峰山が同筆頭・霧島を撃破し、初優勝に王手をかけた。今場所は主に突き押しで初日から首位を走ったが、昨年九州場所の十両転落前に軸としていた右四つで元大関に打ち勝った。千秋楽で同3枚目・王鵬に勝てばカザフスタン出身では初、外国では6か国目の賜杯を抱く。千秋楽の本割で金峰山が敗れると王鵬との優勝決定戦か、大関・豊昇龍を交えたともえ戦となる。

 * * *

 金峰山は恐らく眠れない夜を過ごしたのだろう。立ち合いから硬くなっていたのは明らか。槍(やり)が影を潜め、霧島に中に入られてしまった。動きもぎこちなく左上手を取られ頭をつけられた。この体勢なら霧島だと思った。

 救いは霧島の左上手が2枚だったこと。まわしが伸びて金峰山が右下手を入れて自由自在に使うことができた。霧島が左からの投げにいった時、右下手の空間がさらに広がり、思い切ったすくい投げを決めることができた。2枚まわしと左からの投げ。相撲の神様が金峰山の背中を押したとしか思えない。あのすくい投げは優勝に向けての風だったのかもしれない。

 千秋楽は3敗の王鵬との対戦が組まれた。突き押し相撲の王鵬に立ち合いのもろ手から有利な体勢で組んでしまえば金峰山に軍配が上がる。首のけがで番付を落としていたが、改めて金峰山は強い力士なんだということを実感した。(元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

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