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【ソフトバンク】「どこに行ってもやることは変わらない」上沢直之が日本ハム・新庄監督の厳しい“エール”に恩返し誓う

スポーツ報知 / 2025年1月26日 5時0分

キャッチボールを行う上沢直之(カメラ・義村 治子)

 ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(30)=前レッドソックス3A=が25日、福岡・筑後市で自主トレを公開。新天地の球団施設で初練習を行い、古巣の日本ハム・新庄監督の声を受け止めつつ、前向きに結果を残すと誓った。

 報道で厳しい“エール”を知った。新庄監督が今月8日に「ああいう決断をされたのは悲しい」と話し、20日の12球団監督会議の席でも「ポスティングで行って1年でダメでソフトバンクに行く。この流れはやめてほしい」と持論を展開していた。タカの一員となった右腕は「どこに行ってもやることは変わらないですし、しっかり自分の野球をやるだけ。そこに関して変わることはない。しっかり野球で頑張りたいと思います」と、野球に向き合うことこそが恩返しだと強調した。

 誠実な人柄はそのまま、行動にも表れた。練習場で新たなチームメートひとり一人と握手し、笑顔で言葉を交わした。キャッチボールは、やはり新戦力で旧知の仲の上茶谷=前DeNA=が相手だった。練習後は、約30分にわたって即席サイン会を開催。記念撮影などで新たなファンと交流した。

 23年まで日本ハムに在籍し、24年1月にポスティングシステムでレイズとマイナー契約を結んだ。メジャーでは2試合の登板に終わり、日本球界復帰を希望。日本ハムからも獲得オファーが届き、ソフトバンク入りを決断したとあって、逆風が吹いていることは百も承知だ。新天地では先発ローテ入りが期待されている。「競争に勝つために、まずはしっかり目の前の段階を踏んでいきたい」。通算70勝右腕のミッションは、ひたむきに白星を積み上げることだ。 (田中 昌宏)

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