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【卓球全日本】16歳・張本美和「気合を入れた」第1ゲーム猛省も逆転勝利で史上最年少Vへ4強

スポーツ報知 / 2025年1月25日 21時43分

ガッツポーズする張本美和(カメラ・宮崎 亮太)

◆卓球◇全日本選手権 第5日(25日、東京体育館)

 女子シングルス準々決勝が行われ、史上最年少16歳7か月で初の日本一を目指す張本美和(木下グループ)は、初めて8強に進んだ山崎唯愛(ゆあ、サンリツ)を1―2から3ゲーム連取し、4―2で逆転勝利。2大会連続の4強入りを果たした。「(2―2の)5ゲーム目はカギになると思ったので、もう一回気合を入れて、乗り越えることができました」と振り返った。

 勝利はしたものの、試合後は反省が口をついた。9―4から7連続失点し、取られた第1ゲーム。8―4からサービスエースを決めたが、9―4からサーブを返され、3球目のバックハンドが浮くと、そこから連続失点。9―11で取られ、快進撃の相手を勢い付かせた。ベンチに入った父・宇さんが相手に流れがいく展開に気づいたが、「サーブに自信があった」と美和は自らの判断でタイムアウトを取らずにプレーを継続。「リードしている中で取られてしまった。技術の面というよりタイムアウトを自分が取らなかったのが悪かった。一番の反省点」と自身に怒った様子で悔やんだ。

 初対戦の山崎の力強いスマッシュ、精度の高いカウンターに押される場面もあったが、ゲームカウント1―2の第4ゲームを12―10で取って、少しずつリズムを取り戻した。「緊張もして、あまり記憶がなかった」。第5ゲームに入る前に初めて点数を確認すると、それぞれのゲームは自身の体感より接戦だった。観客席からの「美和、頑張れ!」の声にも背中を押され、逆転勝利につなげた。

 23日に計4試合、24日には計5試合を戦った。この日は肩周りに筋肉痛を抱えながらも「試合では集中していてあまり気にならなかった」という。26日の準決勝は過去3度優勝の伊藤美誠(スターツ)との対戦。「コンディションを整えて、今日の試合の反省をして臨みたい」。試合後の取材でようやく呼吸が落ち着くと、冷静に見据えた。

 男子シングルスでは2連覇を狙う兄・智和(智和企画)も4強入り。史上初の“きょうだい同時優勝”へ、ともにあと2勝。「自分が頑張らないと実現しないことだと思います」と美和。「苦しかった」という勝利も胸に刻み、初のタイトルをつかみに行く。

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