【卓球全日本】芝田沙季、５年ぶりの８強入り「自分の力は出せた」 準々決勝は早田に敗れる

女子シングルス準々決勝で打ち返す芝田沙季（カメラ・宮崎　亮太）

◆卓球◇全日本選手権　第５日（２５日、東京体育館）

　女子シングルスで２０２１年世界選手権個人戦代表の芝田沙季（ミキハウス）は、パリ五輪銅メダルの早田ひな（日本生命）に１―４で敗れた。第３ゲーム、１０―８から４連続失点で落とした場面を「リスクを負って勝負にいけなかった」と反省。「練習してきたところを出せた部分もあるけど、細かいところで読み切れずに（対応が）遅れてしまった。そこは早田さんとの差かなと感じた」と肩を落とした。

　初の準決勝の舞台には届かなかったが、今大会は６回戦で木原美悠（木下グループ）をフルゲームで破るなど、５年ぶりに８強に入った。「全体的には自分の力は出せた」と手応えもあった。２７歳は今後に向け「結果どうこうというよりも、課題を１つ１つ克服して、自分の能力を引き上げていくというところに意識を持っていきたい。そこが上がっていけば、必然的に結果もついてくると思う」と前を向いた。