【高校サッカー】静岡学園が連覇へあと１勝、準決勝で藤枝明誠に勝利…ＤＦ提坂日葵がＣＫで勝ち越し弾アシスト…静岡県新人戦

右サイドを駆け上がって攻撃参加する静学・提坂（左）

◆サッカー◇静岡県高校新人戦▽準決勝　静岡学園３－１藤枝明誠（２５日、愛鷹多目的競技場）

　準決勝が行われ、２連覇を目指す静岡学園と、初Ｖを狙う磐田東が決勝に進んだ。静学はＦＷ上田悠世（２年）が２得点と活躍し、藤枝明誠に３―１で競り勝った。磐田東は前半１７分にＭＦ佐藤晴斗（２年）のミドルシュートで先制すると、その後も前線からのプレスで主導権を握り続けて浜名を４―０で撃破した。決勝戦は２６日、藤枝市民グラウンドで行われる。

　粘る明誠を退け、静学が２連覇へ、あと１勝とした。ＦＷ上田が２得点。ＤＦの裏へ抜ける「得意な形を出せた」と、前半３７分の先制点を振り返った。

　ＤＦ提坂日葵（ひなた、２年）の活躍も見逃せない。１―１で折り返した後半２６分、正確なＣＫをゴール前へ放って上田の勝ち越し弾をアシスト。さらに６分後のセットプレーでは「同じニアサイドは警戒されると思った」と中央へ送り、ＤＦ吉田俐軌（２年）の追加点を呼び込んだ。

　付属中出身で、昨秋はＢチーム。今大会で右サイドバックの定位置をつかみ、プレースキックだけでなく積極的なオーバーラップで攻撃を引っ張っている。目標にするのは、全国選手権で活躍した、同じポジションの野田裕人（現Ｊ１川崎）だ。「１対１に強くてクロスもうまい」。決勝でも先輩のような攻撃的なプレーで得点にからみ、優勝に貢献する。