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【高校サッカー】磐田東が23年ぶり決勝進出 準決勝で浜名に勝利 MF佐藤晴斗がミドルシュートで先制…静岡県新人戦

スポーツ報知 / 2025年1月26日 7時30分

前半17分、ミドルシュートで先制点を奪い、跳び上がって喜ぶ磐田東・佐藤(右から2人目)

◆サッカー◇静岡県高校新人戦▽準決勝 磐田東4-0浜名(25日、愛鷹多目的競技場)

 準決勝が行われ、初Vを狙う磐田東と、2連覇を目指す静岡学園が決勝に進んだ。磐田東は前半17分にMF佐藤晴斗(2年)のミドルシュートで先制すると、その後も前線からのプレスで主導権を握り続けて浜名を4―0で撃破した。静学はFW上田悠世(2年)が2得点と活躍し、藤枝明誠に3―1で競り勝った。決勝戦は26日、藤枝市民グラウンドで行われる。

 磐田東が準優勝した02年以来、23年ぶりに新人戦のファイナルに進んだ。

 チームを勢いづけたのは背番号7のアンカー・佐藤だ。前半17分、左サイドでボールを持ち右足を思い切り振り抜くと、シュートは横っ跳びした浜名GKから逃げるような軌道でネットを揺らした。「フリーなら打っていけ、と言われていました。自分でもビックリです」。1回戦以来の得点に、大きくジャンプして喜んだ。

 その後も豊富な運動量で浜名を追い込んだ。「後ろからつなぐスタイルなのは分かっていた」とMF加藤侍大(じお、2年)。マンツーマンでボールを追い、パスミスを誘ってショートカウンター。同19分にMF遠藤有真(2年)が追加点を奪うと、同26分にはセットプレーからオウンゴールで加点。同じ西部のライバルをシュート計3本に抑えて圧倒した。

準々が自信に 18日の3回戦で昨秋の県選手権準Vの浜松開誠館を倒すと、19日の準々決勝では清水桜が丘に逆転勝ち。退場者が出て10人になりながらも2点差をはね返した劇的勝利が「自信になっています」と佐藤は胸を張った。山田智章監督(60)も「大会を通じて成長しています」と目を細めた。

 磐田東は夏の県総体で2度優勝しているが、冬の頂点はまだない。初Vを懸けて挑む静学は、浜名同様にGKから攻撃をビルドアップするスタイルで、「前からはめていく」と加藤はハイプレスを宣言。「相手は絶対王者。楽しみです」と指揮官も選手の奮闘に期待した。チーム一丸で栄冠を取りに行く。

(里見 祐司)

 

 

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