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【高校野球】センバツ出場の常葉大菊川が紅白戦 佐藤大介が5回完全…公式戦登板経験なし「甲子園でエースナンバーをつけたい」

スポーツ報知 / 2025年1月26日 7時30分

5回をパーフェクトに抑えた常葉大菊川の白組先発・佐藤大介

▽紅白戦 白組4-1紅組(25日)

 第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)への2年ぶりの出場を決めた常葉大菊川は正式発表から一夜明けた25日、同校グラウンドで、紅白戦2試合を行った。1試合目に白組で先発した佐藤大介投手(1年)が5回をパーフェクトに抑えた。公式戦未登板の182センチ左腕が、「背番号1」奪取へアピールした。

 公式戦での登板経験がない佐藤大介が、“エース争奪戦”のゴングを鳴らした。今年、3度目の紅白戦で初先発。最速136キロ左腕は、控え組を相手に、5回を投げ一人の走者も出さずに抑えた。奪三振6、外野飛球5、内野飛球2、内野ゴロ2の内容。センバツ出場が決まり、「甲子園でエースナンバーをつけたいという思いが強くなった。それが結果に出た」と微笑んだ。

 昨秋の東海大会では背番号18でベンチ入り。準決勝(対至学館)で、公式戦初出場を果たした。体調不良で欠場した橘木千空(たちばなき・ちから)主将(2年)の代わりに「1番・一塁」で先発出場すると、5打数2安打。打撃でも期待がかかる存在だ。

 投手陣は、秋に背番号1を着け公式戦11試合中8度登板した技巧派左腕の大村昂輝投手(2年)を始めとして豊富だ。オフ前に石岡諒哉監督(35)から「春のエースが大村とは、まだ決まってはいない」と言われたことで気持ちに火がついた。指揮官は左腕の投球に「今はストライクゾーンで勝負できているのかを見ている。それはできていた」と話し、「投手陣への刺激にもなると思う」と期待を寄せた。

(伊藤 明日香)

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