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豊昇龍が逆転で2度目の優勝 横綱昇進を協議へ 優勝決定ともえ戦で王鵬、金峰山を破る

スポーツ報知 / 2025年1月26日 17時40分

八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る豊昇龍(カメラ・池内 雅彦)

◆大相撲初場所千秋楽(26日、東京・両国国技館)

 大関・豊昇龍(立浪)が逆転で2度目の優勝を果たし、横綱昇進を協議されることになった。豊昇龍は本割で、大関・琴桜(佐渡ケ嶽)を破り、3敗を堅持。2敗でトップだった西前頭14枚目・金峰山(木瀬)が、3敗の同3枚目・王鵬(大嶽)に敗れ、3人が12勝3敗で並んだ。この3人による優勝決定ともえ戦が行われ、豊昇龍が、王鵬、金峰山を連破した。

 優勝して引き上げる花道で表情を崩し、付け人から渡されたタオルで顔を抑えた。優勝インタビューでは「チャンスきたときに、これを逃したくないと思いました。何も考えずに土俵に上がりました。疲れました」と話した。

 豊昇龍は、9日目までに西前頭2枚目・熱海富士(伊勢ケ浜)、東前頭4枚目・正代(時津風)、東前頭5枚目・平戸海(境川)ら平幕に3敗を喫したが、10日目以降は力強い相撲で、白星を重ね、逆転Vにつなげた。先場所は13勝2敗で優勝次点。今場所は、優勝もしくは優勝に準じる成績が綱取りの条件だったが、優勝を果たしたことで、日本相撲協会は横綱昇進を協議する。

 豊昇龍は、1999年5月22日、モンゴル出身の25歳。叔父は、元横綱の朝青龍。レスリングの選手としてスカウトされ、日体大柏高に入学したが、相撲に興味を持ち、転向。18年初場所、初土俵。同期に王鵬(当時は納谷)がいた。20年秋場所で新入幕。23年名古屋場所で優勝決定戦の末、北勝富士を破り、初優勝。場所後、大関昇進を果たした。

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