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青学大が優勝パレード実施 主将・田中悠登は「伝説の給水」を再現 卒業後は地元・福井でアナウンサーに

スポーツ報知 / 2025年1月26日 18時37分

パレードを行う青学大・田中悠登(左端)ら選手(カメラ・岡野 将大)

 第101回箱根駅伝(2、3日)で総合新記録の10時間41分19秒で2年連続8度目の優勝を果たした青学大が26日、優勝報告会と優勝パレードを行った。練習拠点としている神奈川・相模原市相模原キャンパスの最寄り駅の淵野辺駅周辺で約300メートル実施。今年はオープンバスに乗り、原晋監督やエントリーメンバーらが、集まった多くのファンの前に姿を見せた。

 主将で9区を走った田中悠登(4年)は「本当にすごい人の多さでびっくりしています。こんな優勝パレード、プロ野球のリーグ優勝しないとできないぐらいの素晴らしい、貴重な機会を経験させていただいて本当にありがとうございます」とあいさつした。

 本戦では横浜駅前の給水時に、片山宗哉(4年)と乾杯をした姿が話題となった。この日のパレード中には「片山との並びは、横浜駅前を思い出します。伝説の給水。皆さん、乾杯を再現しちゃっていいですか?」と呼びかけると、沿道のファンは大盛り上がり。ドリンクはなかったが、“エア乾杯”を披露し、多くの拍手が送られた。片山は「田中くんも前半詰められていたんですけど、僕の乾杯で息を吹き返した」と胸を張った。

 卒業後は地元・福井のテレビ局、福井放送に就職。アナウンサーとして新たな一歩を踏み出す。「これまでは走ってきたということはもう置いて、ゼロからのスタートになる。陸上競技で培った体力と、努力を積み重ねていくとうことを大切に、誰よりも現場に足を運ぶ、そんなアナウンサーになりたい」と新生活への思いを語った。「これまでいろんなアナウンサーの方に、自分が競技に対する思いを取材していただいて、伝えてもらった。次は支える側として、1人でも多くの選手の思いとか、それを支えてる方々の存在を言葉で伝えられたら」と立場は変わっても、実況などに携わりたい思いはあると話した。

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