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「お金ではなくプレーオフ出たい」巨人移籍の守護神ライデル・マルティネスが会見で3度口にした言葉

スポーツ報知 / 2025年1月27日 5時0分

巨人のユニホームに身を包み、球団旗の前で笑顔を見せるライデル・マルティネス(カメラ・小林 泰斗)

 巨人のライデル・マルティネス投手(28)が26日、都内のホテルで入団会見を行った。昨年まで中日で絶対的守護神として通算166セーブをマーク。4年総額50億円以上の超大型契約で加入したが、移籍決断の理由を「優勝したい。お金ではなくプレーオフに出たい」とアスリートの純粋な欲求とも言える常勝軍団への思いを激白。新天地でも抑えとして起用される見込みで、あと34に迫った通算200セーブ、名球会入りの条件となる250セーブも期待されるが、チームの勝利最優先の姿勢を強調した。

 勝ちたい。その一心で巨人を選んだ。マルティネスは移籍決断の決め手を聞かれて即答した。「優勝したい、優勝争いできるチームに行ってみたい思いがあった。私の中でお金ではなくプレーオフに出たいというのが理由です」。NPB史上最大級となる4年総額50億円以上の超大型契約で加入した助っ人は、会見で3度「優勝」と口にした。

 中日で8年間プレーして通算166セーブを挙げたが、3位に入った20年以外はBクラス。相手として巨人の勝利への執念、団結力の強さを感じていた。「本当に積極的でアグレッシブで。最後のアウトまで必死になってプレーするのがジャイアンツだなと。それは他のチームと違うところという印象です」。中日から強く残留要請されたが、野球人として挑戦する気持ち、優勝への思いが上回った。

 阿部監督はマルティネスを抑えで起用する方針を示し、昨年まで守護神を務めた大勢を「8回」と明言している。9回に固定されれば、残り34セーブの通算200セーブは今季中に達成圏内。4年契約の間にサファテの持つ外国人通算最多セーブ記録234セーブ、その先の名球会入り条件250セーブも見えてくるが、「数字に関してはほとんど考えていないので言いたくない。勝利に貢献することだけを考える」と無欲で相手を圧倒する。

 球団はリーグ連覇、13年ぶり日本一のため、あと3勝で200勝の前楽天・田中将や前ソフトバンク・甲斐らを大型補強した。期待の新戦力の一人として「責任感は当然持っている。100%の力を出して、登板機会があれば準備してチームを助ける。それを実現したい」と覚悟を示した。

 キューバからこの日、来日して臨んだ会見。中日時代は金髪だったが黒髪で登壇した。「目立ったことはせず、しっかり新しいチームに入っていくという思いで黒にした」。ネクタイは「あえてこの色を選んだ」と球団旗を意識したエンジ系で決めた。背番号「92」のユニホームに袖を通し「幸せな気持ちでいっぱいです」。勝利に飢えるライデル・マルティネス。満面の笑みに巨人入団の喜びが表れていた。(片岡 優帆)

200S&マー200勝 どちらも「期待」…ライデルに聞く

 ―中日が相手になる。

 「8年間ドラゴンズでプレーした事実はあるけど、野球選手ということを考えると、マウンドに上がったら自分のベストを尽くすだけです」

 ―大型契約の感想。

 「すごい大きな金額というところに触れる方がいるのは承知しているが、お金はあまり気にしていない」

 ―田中将があと3勝で200勝。マルティネスも200セーブ視野。「ダブル200」を達成してほしい。

 「田中将大投手が200勝、自分に200セーブ到達のチャンスがあれば当然、期待しているし、見たいと思いますし、チームとして田中将大投手が3勝勝てるように。自分は数はあまり言いたくないけど、それが実現できればうれしいですし。ただそれはコントロールできないところなので」

 ―優勝した後に楽しみなことは。

 「今までビールかけとかお祝いに参加したことが何もないので、どういう景色なのか難しいけど、優勝の瞬間を経験してみたい」

 〇…会見に同席した巨人の吉村編成本部長は「日本を代表するナンバーワンのクローザー」と高評価し、「私たちが一番望んでいるのはチーム内競争。期待しかない」とリリーフ陣の強化を歓迎した。阿部監督はマルティネスを守護神、大勢を8回で起用する方針だ。他の救援投手の運用同様に、マルティネスが3連投を回避する場合には大勢が9回を務めることも可能。“フレキシブルストッパー”も今季の阿部巨人の強みとなる。

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