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同期も驚がく「やばい」 巨人ドラ1・石塚裕惺の肉体が18日間でレベルアップ、寮の食事は「絶対に残さないで食べる」

スポーツ報知 / 2025年1月27日 5時50分

室内練習場で黙々と打ち込むドラフト1位の石塚(カメラ・山崎 賢人)

 巨人は26日、試験的にジャイアンツタウンスタジアムを使用して14日から行っていた新人合同自主トレを打ち上げた。ドラフト1位・石塚裕惺内野手(18)=花咲徳栄=は「こういう素晴らしい球場でスタートできたのは本当に恵まれている」と感謝の思いを口にし、プロとして初めて臨むキャンプへ準備を整えた。この期間に3キロの増量に成功するなど、プロの世界への対応を進める黄金ルーキーを巨人担当・臼井恭香記者が「見た」。

 表情には充実感が漂っていた。“第1期生”として新球場を使用した新人合同自主トレを打ち上げた。石塚が真っ先に口にしたのは、感謝の思いだった。

 「素晴らしい球場でプロ野球選手としてスタートできたのは本当に恵まれている。こういう環境は当たり前じゃない。これからも球団に恩返しじゃないですけど、感謝しながらしっかり練習に励んでいければ」

 14日から始まった合同自主トレでは、報道陣から多くの注目も浴びたが、対応も日増しにしっかりしてきた。1~3軍の首脳陣が集結した初日は緊張気味だったが、担当の大場スカウトが「来る度にチームに慣れているね。明るくやっていていいね」と証言するように環境に慣れ、躍動する姿が頼もしく映った。

 最終日は強めにキャッチボールし、打撃練習では逆方向を意識して丁寧にバットを振った。練習前にはリラックスしながら、同じ埼玉のライバルでしのぎを削った育成ドラフト5位・西川歩投手(山村学園)と仲良くおしゃべり。高校時代に試合で対戦した際に当てられた死球について「狙ったな。痛かったんだけどあれ!」と笑顔で回顧するなど、ともに高め合う姿が印象的だ。

 恩師の花咲徳栄・岩井監督から贈られて大切にする言葉「一歩一歩」の通り、日々成長している。合同トレ期間中3度あった休養日も全て練習を行い、8日の入寮時に87キロだった体重はわずか18日間で目標としていた90キロまで達した。「寮の食事では栄養を考えられたものを出してくれている。それを絶対に残さないで食べることしか考えていない」。毎朝、除脂肪体重や体脂肪率をチェックして体調を管理。同い年のドラフト4位右腕・石田充が「石塚の体はやばい。肩回りがすごい」と驚くほど肉体が一回り大きくなった。決して太ったわけではなく、バランス良い食事とウェートトレでたくましさが増した。その証拠に、敏しょう性や瞬発力はキープする姿に期待が高まる。

 キャンプは2軍スタートとなったが、「シーズンが始まって1軍の舞台でプレーしたい思いがあるので。そこ(キャンプ1軍)だけを見るのではなく、自分のレベルアップにしっかり努めて」と、今季中の1軍初安打を目標にしている黄金ルーキーは足元を見据える。心技体で着実に成長し、プロ初のキャンプに向けて準備を整えた。(臼井 恭香)

 ◆巨人・石塚の新人合同自主トレ

 ▽14日 阿部監督らが視察する前で、キャッチボール、ティー打撃など初日のメニューを消化。首脳陣を含む輪の中で自己紹介を求められ、先陣を切るも声が小さくやり直しを命じられる場面も。

 ▽16日 新人10選手による1500メートル走で5分52秒を記録して2位。序盤はトップを快走したが、最終的にはトップの育成2位・堀江に18秒差をつけられ「悔しいです」。

 ▽17日 休日返上で練習。G球場で約2時間、マシン打撃などを行い「何もやらないのは嫌なので」。

 ▽19日 G球場で初の即席サイン会を実施。裕惺の名前から星マークを入れたプロバージョンを披露し「プロになった気持ちになりました」。

 ▽22日 G球場の室内練習場で門脇とともにノックを受ける。先輩のグラブさばきを間近で観察し「奥行きをうまく使われていた。グラブを引くことも大事だと学べました」。

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