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【プロキオンS】してやったりの逃走劇!今春定年の音無厩舎がワンツーフィニッシュで重賞90勝目

スポーツ報知 / 2025年1月27日 6時40分

サンデーファンデー(右)が逃げ切って重賞初V(カメラ・高橋 由二)

◆第30回プロキオンS・G2(1月26日、中京・ダート1800メートル=1着馬にフェブラリーSへの優先出走権、良)

 第30回プロキオンS・G2(中京)は5番人気のサンデーファンデー(鮫島駿)が逃げ切り、重賞初勝利。フェブラリーS・G1(2月23日、東京)の優先出走権を獲得した。

 70歳の名伯楽の顔がほころんだ。定年まで残り1か月余りの音無調教師が、自身初となる重賞でのワンツーフィニッシュ。「サンデーファンデーが勝ったから何も文句はないけど、(サンライズ)ジパングにも勝たせてやりたかったなという思いもある」と複雑な心境とともに、喜びを表した。

 重賞初Vに導いた鮫島駿は、検量室前で「しゃー!」と叫んでうれしさ爆発。「去年からたくさん音無厩舎の管理馬を任せていただいた。今回もチャンスをいただいたので、何とか生かせて良かった」。恩返しを果たし、胸をなで下ろした。

 “してやったり”の逃走劇だった。「何が来ても主張する構えだった」という作戦通り、1番枠から先頭へ。「1、2コーナーはなるべく上げすぎず入って、3コーナーからしっかりペースアップしよう」。絶妙なペース配分で、相棒の粘り強さを存分に引き出した。

 頭差まで追い上げたサンライズジパングは、自らの手綱で昨年のみやこSを勝利。「強い馬と分かっていたので、何とか振り切ってくれ」と、懸命にムチを振るった。指揮官は「(サンライズジパングについて)鮫島君はやっぱり知ってますよね」と手腕をたたえた。

 音無師はこれでJRA重賞90勝。通算1000勝にも、あと「6」と迫っている。「もうあと1か月しかないから、欲張らずに最後終わりたい」と謙虚だが、サンデーファンデーはフェブラリーSを視野に入れており、参戦すればラストイヤーでのG1制覇にも期待がかかる。最後の最後まで、加速は止めない。(水納 愛美)

 サンデーファンデー 父スズカコーズウェイ、母ファーストレディ(父スマートボーイ)。栗東・音無秀孝厩舎所属の牡5歳。北海道新ひだか町・グランド牧場の生産。通算19戦6勝。総獲得賞金は1億5743万9000円。重賞初勝利。馬主は(株)吉沢ホールディングス。

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