Ｊ１清水 鳥栖から加入のＭＦ中原輝が新プレースキッカーに名乗り…韓国１部・済州と２７日練習試合

新プレースキッカーに名乗りを挙げた中原（手前左、カメラ・武藤　瑞基）

　Ｊ１清水エスパルスは２７日、キャンプ初の対外試合で韓国１部・済州と練習試合（鹿児島・ふれあいスポーツランド、４５分×３本）を行う。２６日は鹿児島市内で調整。今季Ｊ２鳥栖から加入したＭＦ中原輝（２８）が新プレースキッカーに名乗りを上げた。

　正確無比な左足でチャンスをつくる。中原はクロスからの２対２でクロッサーを務めると、絶妙なボールを何度も供給。２５日のセットプレー練習でも左足で好機を演出しており「（キッカーは）サッカー人生でずっと任されている。小さいころから蹴り込んでいるからこそ形になっている」と自信を見せた。

　昨季までは左利きのキッカーが不在。秋葉忠宏監督（４９）も「際どいボールを蹴っているし、楽しみ」と期待を込める。今季は右サイドが主戦場となる見込み。「インスイングからのクロスは相手も嫌だと思う」と不敵に笑ったレフティーが今季初の対プロ実戦で威力を発揮する。

（武藤　瑞基）　

　〇…昨季まで韓国・ソウルイーランドでプレーしたＭＦ小塚は「体がぶつかるシーンが多い。削りにきていると感じるかもしれないが、韓国ではそれが普通。びびらずに向かっていくことが大事」と済州対策を伝授した。キャンプイン後はトップ下に入り、持ち味を発揮。「（自分自身の）得点にこだわり、味方にも得点させるプレーが大事」とプレス強度の高い相手でも役目を果たすつもりだ。