豊昇龍 横綱昇進へ「ワクワクしている」…初場所優勝一夜明け会見で喜び「俺、やり切ったな」

優勝から一夜明けし会見する豊昇龍(カメラ・岡野　将大)

　大相撲初場所で１２勝３敗で２度目の優勝を果たし、第７４代横綱昇進を確実にした大関・豊昇龍が２７日、東京・立浪部屋で一夜明けの会見を行った。「今でも夢見てるのかなと。ちょっとまだ信じられない。俺、やり切ったなと思う」と柔和な笑みを浮かべた。

　今場所は千秋楽（２６日）に王鵬、金峰山との優勝決定ともえ戦を制した。大関となってからは初優勝で「大関に上がってからずっと、優勝しなきゃいけないと思っていた。うれしいです」と喜んだ。先場所は１３勝の優勝時点。日本相撲協会は２場所の結果と内容を踏まえて、２７日午後に横綱審議委員会に昇進を諮問する。審議を待つ心境を「ワクワクしています」と語った。

　この日の会見は当初の予定より１１分遅れで開始された。部屋に現れた豊昇龍は開口一番、「すいません。寝てました」と苦笑い。「ぐっすり寝てました。疲れがたまっていた。（場所が）終わったと思った瞬間から、全身に痛みが出てきた」と明かしていた。