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「昔のやり方、雰囲気を引きずってしまっている部分がある」フジ港社長、企業風土を自省

スポーツ報知 / 2025年1月27日 18時38分

会見で厳しい表情を見せるフジテレビの港浩一社長

 元タレント中居正広氏(52)と女性とのトラブルを巡り、フジテレビ社員の関与が報じられた問題で、フジの港浩一社長(72)らが27日午後4時から、記者会見を開いた。会見に先立ち臨時取締役会を開催し、港氏、嘉納修治会長の辞任が決まった。

 会見の冒頭あいさつで「私も第三者委員会の調査対象となっております。全面的に協力して、真実の解明と再発の防止、企業風土の刷新に向けて、尽力していきたいと考えております」と発言した港氏に対して、企業風土を問う質問があった。

 港氏自身は1980~90年代、「楽しくなければテレビじゃない」のスローガンを掲げ黄金時代を築いたフジテレビの名物テレビマンとして、同局の「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」「とんねるずのみなさんのおかげです」など数々の人気番組をヒットに導いた。現状について「時代の意識をすごく感じる。我々が若かった頃、20年前、5年前と記憶を戻していくと、色々なことが緩かったりとか時代、時代の空気があったと思う」と回顧。「今の時代は人権意識が高いポジションのところにある中で、ちょっと昔のやり方、雰囲気を引きずってしまっている部分があるのかなと思います」と反省した。

 そして「そういう引きずってしまっていることを、今の時代に合わせてアップデートというか、さらに厳しく振り返っていかないといけないなというのが、企業風土を刷新していくということ」と語った。

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