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フジ港浩一社長、23日の社員向け説明会の前に辞意固める「責任は痛感しています」

スポーツ報知 / 2025年1月27日 22時49分

会見に登壇する(奥左から)フジテレビの清水賢治新社長、遠藤龍之介副会長、港浩一社長、嘉納修治会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長(カメラ・山崎 賢人)

 元タレント中居正広氏(52)と女性とのトラブルを巡り、フジテレビ社員の関与が報じられた問題で、フジの港浩一社長(72)らが27日午後4時から、記者会見を開いた。会見に先立ち臨時取締役会を開催し、港社長、嘉納修治会長(74)=フジ・メディア・ホールディングス会長兼任=の辞任が発表された。

 港社長は辞任を決意した時期について「先週のうち。(23日開催の社内向け説明会の)以前」と答えた。辞任を決意しながら社員の声に向き合ったことを問われると「社員の声はとても重く受け止めました。日々の業務を一生懸命やっていますので、経営陣として応えることができていない場面になってしまったことに責任を感じた」と振り返った。辞任を決意した具体的なきっかけは「この事案は私のところまで上がってきていた事案。この事案がきっかけになってこのような事態を招いている責任は痛感しています」と話すにとどめた。

 嘉納会長は「内心の部分と正式に表明したのは違う。正式に表明したのは今日の取締役会」と明かした。「世間を騒がせたこともあるが、先ほども申し上げたようにガバナンス、コンプライアンスの点で甘かったという部分がある。責任があると感じた」と責任を背負った。また辞任発表がこの日になったことについては「フジ・メディア・ホールディングスは上場会社。ちゃんと手続きを踏まないとインサイダー情報になる。思っていたも口にはできないことはご理解いただきたい」と説明した。

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