フジ・港社長 中居正広氏に対して「怒りは感じた」 引退へのコメントは「特にない」

登壇したフジテレビ・港浩一社長

　フジテレビは２７日、東京・台場の同局で元タレント・中居正広氏と女性トラブルに関する問題に、同局の社員が関与が報じられている件に関して「やり直し」の記者会見を行い、港浩一社長が中居氏に関して言及した。

　報道陣から「フジ幹部は中居氏に関して怒りは持っているのか？　怒りが感じられない」と問われた港氏は「『怒り』という言葉でいいと思う。それ（怒り）は感じました。まだ、細かいことは分かっていないが、怒りは感じた」と言葉を選びながら回答した。続けて「背景にあるその前の（女性が被害にあった）出来事がつまびらかにされていませんので、調査をしっかりしたい」と述べた。

　港社長は、被害女性と「これまでも数回会ったことがある」と明かし、最後は「昨年の夏ごろ」という。「もう一度、（対応で）足りなかったところを謝罪したい」とコメントした。

　中居氏から引退の報告は「直接はない」という。引退へのコメントを求められると「特にない。特にない」とやや語気を強めて繰り返した。