つば九郎が現状維持の年俸６万円で契約更改 会見は約１６分「さくやのきしゃかいけんほどあつくならないね」

契約更改後の記者会見でブラックジョークを披露するヤクルト・つば九郎

　ヤクルト球団マスコットのつば九郎が２８日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。現状維持の年俸６万円、ヤクルト１０００飲み放題で合意。昨季限りで現役を引退した青木宣親ＧＭ特別補佐（４３）が同席する中、神宮球場内で記者会見を行い「あおきＧＭほさとはさくねんまでいっしょにたたかってきたおとこだから　いろいろわがままいおうかまよいましたが　もうすでにけいえいしゃとしての１めんをちらつかせむりでした。なにかつめあとをのこしたく『ほてるだいのかべ』　さっこんのほてるだいのこうとう　つばくろうのえんせいひだとなかなかほてるがとれません！　えんせいひ、あげてほしい！にはＧＭほさより、なんとかします！ときょかがおりました」などと明かした。契約書には「遠征費は応相談」と記されていた。

　つば九郎は昨年１２月２５日にサンタクロースの格好で球団事務所を訪れたが、前日２４日に球団は年内業務を終えていた。昨季限りで明治神宮外苑で一般公開されていた住居「つば九郎ハウ巣」が営業終了。しかし、転居先が未定だったため交渉日を伝える書面が球団に戻っていた。一連の行き違いにより、契約更改が６年連続の越年となっていた。なお、現在も新居は決まっておらず「ほーむれす」の状態だという。

　今月２７日には、元タレント中居正広氏（５２）と女性とのトラブルを巡り、フジテレビ社員の関与が報じられた問題でフジテレビが会見を行った。午後４時に始まった会見は日付をまたいで午前２時２３分、所要約１０時間２３分で終了したが、この日のつば九郎の会見は約１６分で終了。自ら“延長”を志願し、１分３０秒ほど会見が延びたが、遠く及ばなかった。集まったテレビカメラ５台、約３０人の前で「さくやのきしゃかいけんほどあつくならないね」と、得意のブラックジョークで報道陣の笑いを誘った。