米スポーツデータサイトの成績予測システムが佐々木朗希の１０勝を予想 日本人６人の２ケタ勝利も

　ＭＬＢ公式サイトは２７日（日本時間２８日）、「注目１０選手の２５年成績予想」を公開し、ドジャースに新加入した佐々木朗希投手（２３）が１０勝６敗、防御率３・３０と予測した。

　同サイトでは、米スポーツデータサイト「ファングラフス」が同日までに成績予測システム「スチーマー」で占った結果をまとめた。佐々木については「１年目だがすぐに活躍を見せるだろう」と予想。奪三振率（９イニングあたりの奪三振数）は１１・６で「すぐにＭＬＢ屈指の奪三振アーティストになれるだろう」と占った。２ケタ勝利を挙げれば、昨季の今永に続き１年目の日本人では１０人目となる。

　朗希以外の日本人は、山本（ドジャース）、今永（カブス）、菊池（エンゼルス）が１１勝、ダルビッシュ（パドレス）、千賀（メッツ）が１０勝。実に６人が２ケタ勝利をマークすると予想された。日本人の２ケタ勝利は１４年の４人（黒田、岩隈、ダルビッシュ、田中）が最多で、今季は史上初の快挙が期待される。１４年の日本人投手最多合計６６勝も狙えそうだ。

　二刀流に復帰する大谷は佐々木とともに注目１０選手に入り、９勝＆４３本塁打。１８年１０月の右肘手術から復帰した２０年は２登板で０勝と苦しんだが、今回は２度目の右肘手術から完全復活が可能とした。２２日の入団会見では、マイナー契約とあって「激しい競争を勝ち上がって、メジャーの舞台でプレーすること」と目標を口にした朗希。２３歳の活躍が、日本人投手陣の歴史的活躍につながる。