世界ジュニアでも「優勝できる」フィギュア新星１６歳…「帰ってゲームしたい」と素顔のぞかせる

華麗な演技で優勝した中田

◆フィギュアスケート▽国民スポーツ大会冬季大会　第２日（２８日、ヘルスピア倉敷）

　国民スポーツ大会冬季大会のフィギュアスケートは２８日、岡山・ヘルスピア倉敷で少年男子フリーが行われ、ＳＰ１位の１６歳・中田璃士（りお、千葉）が１６２・１４点をマーク。合計２４２・１７点で初優勝した。冒頭の４回転トウループ、続く４回転―３回転トウループなどのジャンプを決め「ジュニアで１６０点を超えられてすごくうれしかった」と白い歯をこぼした。　昨年１２月の全日本選手権は、五輪銀メダリストの鍵山優真（２１）＝オリエンタルバイオ・中京大＝に次ぐ２位。ジュニアでは５年ぶりに表彰台に上った新星だ。優勝した全国高校選手権（２２日）から連戦を終え「帰ってゲームがしたい」と笑わせた１６歳は、２月末には世界ジュニア選手権（ハンガリー）を控える。中田は「（フリーで）１６０点が出れば優勝できる」と頼もしくＶ宣言した。（大谷　翔太）