フジ遠藤龍之介副会長、辞任へ…第三者委の調査報告後「責任を取る」 同局系「イット！」が報じる

フジテレビ

　フジテレビ系夕方のニュース番組「Ｌｉｖｅ　Ｎｅｗｓ　イット！」（月～金曜・午後３時４５分）が２９日に放送され、フジテレビの遠藤龍之介副会長が辞任する意向を示したと報じた。

　芸能界を引退した中居正広氏と女性とのトラブルに関する一連の問題を受けて、同社は２３日に第三者委員会を設置した。遠藤副会長は「第三者委員会の報告が出て、その初期対応が整ったころに責任を取るというつもりでおります」と明言した。第三者委は３月末をめどに調査結果の報告書を提出するとしている。２７日付けで嘉納修治会長、港浩一社長が辞任しているが、同日の会見でも「暫定的な体制」とされ、役員体制の見直しも含めて継続審議されると説明されていた。

　また２８日にフジテレビの親会社であるフジ・メディア・ホールディングス（ＨＤ）の社外取締役７人が、連名で同社の金光修社長、フジの清水賢治新社長に、ガバナンスの立て直し、透明性ある経営の実現などを求める提言を公表した。フジの遠藤副会長は「重く受け止めている」とした。