「こそくだな」ＴＢＳ・井上貴博アナが記事訂正の週刊文春に苦言「いくらでも軌道修正。不誠実」損害賠償の可能性も

ＴＢＳ

　ＴＢＳ系報道番組「Ｎスタ」（月曜～金曜・午後３時４９分）が２９日に放送され、週刊文春が昨年１２月２６日発売号で元タレントの中居正広氏と女性との会食を巡るトラブルを報じた第１弾の記事について、同誌編集部が今月２８日に週刊文春電子版でフジテレビ社員の関与について内容の訂正を発表し、謝罪したことを伝えた。

　当初、女性がフジ社員から会食に「誘われた」としたが、その後の取材で「中居氏に誘われた」などと判明したとしている。電子版に掲載された訂正文では、女性がこの会食を「フジ社員がセッティングしている会の“延長”と認識していた」とし、１月８日発売号以降の第２弾では訂正した内容で報じていると説明した。

　井上貴博アナウンサーは週刊文春が「社員Ａ氏がトラブルに関与した事実は変わらない」としつつも「その後の取材成果を踏まえた内容を報じている」と説明したことについて「あとからいくらでも軌道修正できてしまうなと、不誠実さを感じる。会見が行われた後にこの情報を出すというのも、こそくだなと感じた」と率直な思いを口にした。

　続けて「例えばの話ですけど、フジテレビがゆくゆく調査が行われて、関与がなかったということになった場合に、フジテレビが今ＣＭ中止になって受けている損害を損害賠償という形で文春に請求する形も（あるのか）」と疑問を呈した。

　出演した萩谷麻衣子弁護士は「可能性は否定できないと思います。それがどこまで相当な因果関係があるかという所は、詰めて考えなきゃいけないでしょうし、第三者委員会の報告それだけでなく、それを踏まえての訴訟の事実認定になると思う」と回答した。