「非常に大きな事案。ＨＰなりでリリース文を公表すべきだった」週刊文春の訂正に「ｅｖｅｒｙ．」で識者が指摘

日本テレビ

　２９日に放送された日本テレビ系「ｎｅｗｓ　ｅｖｅｒｙ．」（月～金曜・午後３時５０分）では、週刊文春が昨年１２月２６日発売号で元タレントの中居正広氏と女性との会食を巡るトラブルを報じた第１弾の記事について、同誌編集部が今月２８日に週刊文春電子版でフジテレビ社員の関与について内容の訂正を発表し、謝罪したことを伝えた。

　当初、女性がフジ社員から会食に「誘われた」としたが、その後の取材で「中居氏に誘われた」などと判明したとしている。電子版に掲載された訂正文では、女性がこの会食を「フジ社員がセッティングしている会の“延長”と認識していた」とし、１月８日発売号以降の第２弾では訂正した内容で報じているという。

　番組では、この件について企業リスクに詳しい桜美林大の西山守准教授にリモートでインタビューした。西山氏は「これ（記事の訂正内容）がわかっていれば、１０時間の記者会見を多少なりとも短縮することはできたのではないか。今回の場合は非常に大きな事案になっておりますので、ホームページなりでちゃんとした文章として、リリース文を公表する、最低限それくらいはやらなきゃいけなかったと思いますね」と指摘。

　その上でフジテレビに求められる責任については、「基本的な立ち位置は変わらないとは思います。中居さんの起用、処遇の問題、女性に対する向き合いの問題、この２つは変わらす存在するわけです。（フジテレビ社員の）Ａ氏の関わりが不適切であったか適切であったかは、いずれにしても検証していかなければいけない」と話した。