週刊文春が記事訂正も「調査が甘すぎる」ＴＢＳ井上貴博アナ、フジやり直し会見で港前社長の対応を問題視

ＴＢＳ

　ＴＢＳ系報道番組「Ｎスタ」（月曜～金曜・午後３時４９分）が２９日に放送され、週刊文春が昨年１２月２６日発売号で元タレントの中居正広氏と女性との会食を巡るトラブルを報じた第１弾の記事について、同誌編集部が今月２８日に週刊文春電子版でフジテレビ社員の関与について内容の訂正を発表し、謝罪したことを伝えた。

　当初、女性がフジ社員から会食に「誘われた」としたが、その後の取材で「中居氏に誘われた」などと判明したとしている。電子版に掲載された訂正文では、女性がこの会食を「フジ社員がセッティングしている会の“延長”と認識していた」とし、１月８日発売号以降の第２弾では訂正した内容で報じていると説明した。

　番組内では、２０２３年５月に中居正広氏の自宅でのバーベキューパーティー後に女性とＡ氏が３人で飲食店を訪れたと報道されていた。しかし、２７日に行われたフジテレビのやり直し会見で港前社長は、「今、初めて知りました。知らないです」と状況を把握していなかったことも取り上げ、井上貴博アナウンサーは「ここのあたりもフジテレビの調査が甘すぎるんじゃないかと言われるゆえんの一つ」と問題提起した。

　出演した萩谷麻衣子弁護士は「元々、文春の記事から始まったことであると考えれば、会見に臨むのであれば『知りませんでした。今、初めて知りました』はないなと思いました」と指摘。「やっぱり、認識が甘いのかなと。そこを見られてしまって信頼関係の回復がこの会見では全然いかなかった。そういうことだと思います」と語った。