北口榛花、鐘とカステラシーンの注目度に「私がやり投げ選手だっていうことを忘れないで欲しいな」

日本プロスポーツ大賞を受賞した女子やり投げの北口榛花。左は石破茂首相（カメラ・頓所美代子）

　第５４回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞授与式典が２９日、都内で行われ、陸上女子やり投げで昨夏のパリ五輪金メダルの北口榛花（ＪＡＬ）が大賞を受賞。「昨年はパリ五輪・パラリンピックがあり、たくさんのスポーツでたくさんの日本人選手が活躍した中で、この年の大賞に選んでいただけて光栄です」とはにかんだ。

　昨年８月のパリ五輪では、日本女子トラック＆フィールド種目で初の金メダルを獲得。優勝者だけが鳴らすことのできる競技場の鐘を力強く鳴らすシーン、試合中にうつ伏せでカステラをもぐもぐ食べるシーンも注目を集めた。

　北口の功績で、やり投げの知名度は昨年から一気に上がったが「鐘を鳴らしているところとカステラを食べているところばかりフューチャーされてしまって。私がやり投げ選手だっていうことを皆さん忘れないで欲しいなっていう風に思っています」と明るく笑った。