新十両で熊本出身の草野、中学3年時には熊本地震を経験「自分が相撲をできるのは周りの方のおかげだと気づかされた」
スポーツ報知 / 2025年1月29日 22時51分
日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月9日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、十両昇進力士を決めた。新十両が決まった草野(伊勢ケ浜)は、国技館内で記者会見に臨んだ。
日大出身で2023年度の学生横綱、幕下最下位格付出で昨年5月の夏場所初土俵を踏んだ。所要5場所での昇進に「自分の中ではすこし遅かったかなと思う。もっと勝てた相撲もあり、そういう面では遅かったのかなと思う」と語った。
入門後は初場所で引退した元横綱・照ノ富士の付け人を務め、その姿を間近で見てきた。「自分は横綱の付け人もさせていただいて、相撲に対する姿勢や取り組み前の緊張感、体の仕上げ方など、近くで見てきた。少しですけれど、できるところを真似して、取り組みに臨んでいた。生きた相撲とまだ生きていない相撲があったので、来場所しっかり全ての取り組みで出し切れるように、アップの仕方などを見習っていきたい」と感謝した。
幕内・正代(時津風)などを多くの関取を輩出している熊本出身の草野。中学3年だった2016年には熊本地震を経験した。「復興には時間もかかって、相撲ができない時間もあった。自分が中学3年生に上がってから1か月ぐらいは稽古などができなかった。自分が相撲をできているのは周りの方のおかげなのだと、その時に改めて気づかされて、常に感謝の気持ちを忘れずに相撲を取っている」と、感謝を胸に土俵に上がる。
新十両場所へ向けては「しっかり自分の型を磨いていって、負けない相撲を取っていきたい。まずは来場所しっかり2桁、優勝を狙って、幕内でも活躍できたら」と意気込んだ。(大西 健太)
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