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【日本ハム】水谷瞬 “思い出の豚汁”の誓い「ご飯を食べて涙が出る経験をしたことがなかった」…目標の20本塁打20盗塁へ全力

スポーツ報知 / 2025年1月30日 5時30分

ティー打撃を行う日本ハム・水谷。今季の目標を「20ー20」に定めた(カメラ・山口 泰史)

 日本ハムの水谷瞬外野手(23)が29日、“思い出の豚汁”に「20―20」を誓った。ハワイでの自主トレを終え、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレ。2年連続で訪れたハワイでは、まだ1軍出場すらなかった1年前、物価高で食事にも苦しんでいたときに振る舞われた豚汁と再会したことを明かした。思い出の味にハングリー精神を呼び起こされ、目標に掲げた「20―20(20本塁打20盗塁)」に全力で突き進む。

 つらかった1年前を、水谷はかみ締めるように語った。ソフトバンクから現役ドラフトで日本ハムへの移籍が決まった直後の昨年1月、自主トレでハワイを訪れた。プロ5年でまだ1軍出場もなく、推定年俸は560万円。17泊の滞在で約150万円の費用は重かった。円安に物価高もあり「ご飯食べておなかが鳴ってるとか、本当にハングリーの気持ちを学べた」と振り返る。

 朝はコーンフレーク、昼は5ドル(約750円)の弁当。夜はファストフードなどでしのいだ。「栄養ではないです。値段重視で考えてました」。そんな中で、現地でお世話になった知人の自宅で振る舞われたのが豚汁だった。「めちゃくちゃおいしくて、温かいご飯と言いますか、ご飯を食べて涙が出る経験をしたことがなかった」と感動。ハングリーな経験が野球での活躍へとつながった。「また1年頑張ろうという気持ちにさせられた」。今年は自らリクエストして同じ豚汁を食べ、決意を新たにした。

  現役ドラフトで  昨季大ブレイク 状況は激変した。昨季は交流戦MVPに輝くなど一気にブレイク。97試合の出場で打率2割8分7厘、9本塁打、39打点をマークした。推定年俸も2700万円に大幅増。いい思い出がないハワイでの自主トレに迷いもあった。「ハングリー精神って気持ちと、験担ぎみたいな。(豚汁は)もう一回自分を奮い立たせてくれる味。満足したら終わりだと思うので」と今年も海を渡った理由を明かした。

 今季の目標は「20―20」。プロで初めて数字の目標を立て「立てるなら大きい目標をと思ったので、そこに向かっていきたい」と意気込んだ。年明け、新庄監督と交わしたメッセージでは「外野手争いは激しいから、打って走ってやってくれたらレギュラーに一歩近づく」と激励された。「2位になって今年5位でしたじゃ、新庄剛志っていうストーリーに合ってない。僕もその1つのピースにはまれるように、みんなでいい景色を見られるようにやりたい」。指揮官の期待に応えるためにも、誰よりも貪欲に全力でシーズンへの準備を進める。(山口 泰史)

 日本ハムの河野竜生投手(26)が29日、沖縄・名護で行われている先乗り自主トレに参加。昨季34ホールドポイントで最優秀中継ぎに輝いた左腕は「50試合(登板)は最低ライン。1人でも多くのバッターに投げられるように。イニング数を投げたい」と今季テーマを掲げた。昨季は52登板もワンポイントなどの起用もありイニング数は42回1/3。6年目は、昨季以上のフル回転で2年連続のタイトルを狙う。

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