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伝統の練習法で旭川東明中野球部が全日本少年春季軟式野球大会で日本一目指す…みんなでやろう‼トライ報知

スポーツ報知 / 2025年1月30日 7時15分

「日本一」を目標に掲げる旭川東明中野球部の選手たち

 旭川東明中の野球部が、9年ぶりに出場する全日本少年春季軟式野球大会ENEOSトーナメント(3月21~26日、岡山県)に向け、熱い練習に励んでいる。女子6人を含む18人の部員は、不安定な雪上での守備練習やバレーボール、バスケットボールを使った打撃練習などで強化中。目標は9年前のベスト4を上回る「日本一」だ。

 踏み固めた雪の上で、選手は夏と同じようにノックを受け、バットを振り続ける。2か月後の全国大会に挑む旭川東明中には、氷点下の寒さも吹き飛ばす闘志がみなぎっていた。

 昨年9月の北北海道大会を制し、9年ぶり2度目の全国切符をつかんだ。準決勝までは接戦を勝ち抜き、稚内潮見が丘との決勝では7―0の5回コールド勝ち。西宮祐磨監督(37)が掲げる「走って守る野球」「1点を大切にする野球」が最高の形で結実した。

 冬場は伝統の練習法がある。重いバットを使い、打つのは体育の授業で使い古されたバレーボール、バスケットボール。日が沈んでもボールが見やすい上、飛ばすには力が必要となる。ひと冬越えればパワーアップ。選手は実戦で飛距離の伸びを実感するという。一方、室内では徹底してバント練習。細かい技術の追求にも余念がない。

 部員は18人だが、全国出場チームで女子が6人も所属しているのは非常に珍しい。「9番、一塁手」でレギュラーの石川心優(こころ)さん(2年)は、打撃のしぶとさと体の柔軟性を生かした守備力が武器。「“声”でも負けない。寒さはつらいけど、チームに少しでも貢献したい」と懸命にボールへ食らいつく。

 投手&捕手で二刀流の佐藤成海主将(2年)は、旭川三小時代にファイターズジュニアに選出され、NPB12球団ジュニアトーナメントを経験。2回戦敗退で「全国の壁の厚さ」を知っている。それでも目標は9年前のベスト4を超える「日本一」。厳しい冬の先に、栄光を見据えている。(石井 睦)

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