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前WBC世界ミニマム王者・重岡優大 自身初の海外スパーリング合宿 フィリピンで計60ラウンド予定

スポーツ報知 / 2025年1月30日 16時6分

重岡優大(左)とペドロ・タドゥラン(亀田プロモーション提供)

 プロボクシングの前WBC世界ミニマム王者で現WBC世界ミニマム級1位の重岡優大(27)=ワタナベ=が、20日からフィリピン・マニラ郊外のパラニャーケ市にあるエロルデ・スポーツ・センターでスパーリング合宿を行っている。自身初の海外でのスパーリングキャンプとなり「たくさんの刺激を受けて良いトレーニングができています」と報告した。

 前東洋太平洋ライトライ級王者のミエル・ファハルド(25)=フィリピン=やフィリピンのアマチュアエリートらと連日6~8ラウンドのスパーリングを行っている。「今の日本とは違って、暑くて湿気の多い気候ですが徐々に慣れてきました。一人での合宿で言葉もなかなか通じない中、フィリピンのトレーナーやボクサー達とは身振り手振りを交えてコミュニケーションを取っています。ボクシング以外の面でも色々と学ことが多い毎日ですが、何よりボクシングだけに集中できる環境の中、一人でボクシングに向きあえることが自分に取って良い経験になりました」とコメントした。

 フィリピンの伝説的英雄の元WBA・WBC世界スーパーフェザー級王者ガブリエル“フラッシュ”エロルデの名前に由来する同センターは、興行も行われるスタジアムを併設するフィリピン屈指のボクシングジム。かつては亀田三兄弟をはじめ、多くの日本人ボクサーがスパーリング合宿を行った。「合宿の機会を与えていただいた方達と温かく接してくれるフィリピンの方達に感謝しています」

 合宿期間中は合計60ラウンド近くのスパーリングを行う。2月上旬に日本に帰国し、近日中に次戦についても発表される予定だ。「あともう少しで合宿は終わりますが、次回の試合に向けて大きな収穫のある合宿になりそうです」。充実した日々を過ごしていることを報告した。

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