【広島】栗林良吏、２月中の実戦復帰に意欲「ここまで満足かなと」昨年１０月に右肘手術もリハビリ順調

２月中の実戦復帰を目指す広島・栗林良吏（カメラ・畑中祐司）

　昨年１０月に右肘手術した広島の栗林良吏投手が３０日、２月中の実戦復帰に意欲を示した。この日でマツダスタジアムでの自主トレを打ち上げ、３１日に宮崎・日南入りする。「ここまで順調に来ている。リハビリのペースもだいぶ上がってきているので満足かなと。日南でしっかり投げて（１３日開幕の２次キャンプ地）沖縄で実戦に入れるようにしたい」と、今後のプランを明かした。

　２８日にブルペンで捕手を立たせたまま、術後初めて傾斜を使った投球練習を行い、２０球を投じた。キャンプでのブルペン入りは２日目以降を予定するというものの、初日から別メニューではなく全体練習の参加を希望する。「首脳陣が決めることだけど、自分として外れる理由はない。最初から１軍キャンプに入れてもらうために手術してリハビリしてきたので」と、万全を強調した。

　昨年は２月２３日に対外試合に初登板した。手術明けの今年も、今後は例年通りの調整を思い描く。「１軍キャンプの中で、どれだけ状態を上げてアピールできるか。競争意識を持って立ち位置、ポジションを勝ち取りにいくという気持ちでキャンプに臨みたい」。昨季の自己最多６０登板超えとセ・リーグ最多登板を目標に、開幕から守護神としてフル回転する。