侍ジャパン・３月の強化試合メンバー候補に巨人から岡本和真、吉川尚輝、岸田行倫の３人リストアップ

（左から）岡本和真、吉川尚輝、岸田行倫

　巨人の岡本和真内野手（２８）、吉川尚輝内野手（２９）、岸田行倫捕手（２８）が３月５、６日に行われる侍ジャパンの強化試合・オランダ戦（京セラＤ）のメンバー候補にリストアップされていることが３０日、分かった。現在は最終の絞り込み作業の段階で、選出されれば２６年ＷＢＣも見据えた中で貴重な機会になる。

　岡本と吉川は昨年１１月のプレミア１２の侍ジャパンに選ばれたが、岡本が左第五腰椎分離症、吉川が左第四ろっ骨ろく軟骨移行部損傷のため辞退。ともにシーズン終盤の負傷により、無念の不参加となった。井端監督は２６年のＷＢＣに向けて「岡本選手は前回のＷＢＣでも活躍した。当然、同様にチームを引っ張ってほしい。吉川選手も持ち味を十分発揮してくれれば入ってくるだけの力はある」と話していた。今回の候補入りには大きな期待がある。

　岸田は昨年チーム最多７２試合で先発マスクをかぶって優勝に貢献した。井端監督は３月のオランダ戦で昨年プレミア１２に出場した選手の選考について「声をかけていない。それ以外でいい選手を見られたら」と幅広い視点で見極める意向を示しており、同大会に出場した巨人の戸郷、大勢、井上は候補に入っていない。