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パラアスリート発掘競技体験プログラムで73人がパラ競技に挑戦

スポーツ報知 / 2025年1月31日 7時9分

パラリンピック陸上メダリストの山本氏(左)が参加者に助言を送る

 「パラアスリート発掘競技体験プログラム」がこのほど、静岡市のこのはなアリーナで行われた。4度目の今回は、6から79歳まで様々な障害を持った73人と14競技団体が参加。身体測定を終えると陸上、ボッチャ、車いすバスケット、フライングディスク、卓球など、会場内で体験できる競技に次々と挑戦した。

 県では、23年に官民連携の団体「ふじのくにパラスポーツ推進コンソーシアム」が発足し、パラスポーツの環境整備が進みつつある。昨年のパリパラリンピックでは県内にゆかりの選手が活躍。ただ、県担当者によると同プログラムは、トップ選手発掘よりも「裾野の拡大」の狙いが強いという。

 夏冬5度のパラリンピックに出場し、走り幅跳びで銀メダル2個を獲得した山本篤さん(42)=掛川市出身=は、県障害者スポーツ応援隊のメンバーとして参加者に助言を送った。昨年5月に引退したレジェンド選手。「私は障害者はスポーツをするべきと思います。移動するにも体力がいる。体力を養うためにスポーツをすることで社会とのつながりができて、仲間がいることで生活も充実する」と訴えかけた。

(武田 泰淳)

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