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「穴が家にまで広がるかもとやきもきしている」埼玉・八潮県道陥没で計19人が避難所で眠れぬ夜「不安でいっぱい」

スポーツ報知 / 2025年2月1日 6時0分

避難所が設置されている八潮中学校の体育館

 埼玉県八潮市の県道が陥没しトラックが転落した事故は31日午前、災害現場で不明者の生存率が下がるとされる発生から72時間を経過した。

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 八潮市では陥没現場より半径200メートルの住民に避難を呼びかけており、避難所が設置されている八潮中学校体育館では計19人の住民が眠れぬ夜を過ごしている。体育館には避難者用テントが立てられ、段ボール製ベッドも運び込まれた。市による体調確認もこまめに行われている。

 自宅が現場から50メートルほど離れた位置にある55歳の女性避難者は「陥没現場より低い位置に自宅があるので、穴が家にまで広がるかもとやきもきしている。先の見通しが立たず不安でいっぱい」と話す。さらに「ペットがいる世帯や足が不自由な方は自宅に居ざるを得ない。その人たちの方が大変だと思いますよ」と心配。「みんな疲れてきている」と避難仲間の体調を危惧したうえで「まだ運転手の方が救助されてない。トイレとか水を使うたびに申し訳ないと思ってしまう」と被害者をおもんぱかった。

 避難所では29日夜から朝と夜に炊き出しが行われている。八潮市は地元の一般社団法人と先月24日に災害時の食料に関する協定を結んだばかりで、この日もこの法人がキッチンカーを出した。近隣飲食店からの差し入れなどの輪も広がっており「Rinna Coffe」の加藤功士さん(49)は「こういうときこそ助け合わなければ。温かいものが必要なのでコーヒーなどを持ってきました」と話していた。(樋口 智城)

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