菅野智之が加入のオリオールズ、５人ローテで開幕か 「現時点の計画」をＧＭが言及…地元局報道

菅野智之

　巨人から海外ＦＡ権を行使した菅野智之投手（３５）が所属するオリオールズが「５人ローテ」で開幕を迎えることが３１日（日本時間２月１日）までに有力となった。地元公式テレビ局「ＭＡＳＮ」が伝えた。

　同局によると、エライアスＧＭが地元メディアの取材に応じ、菅野とブレーブスからＦＡになっていた４１歳の右腕・モートンが加入した先発ローテーションを「本当にいいと思う。選手層が厚く、選択肢もたくさんある。安心している」と話したという。昨季１５勝のバーンズがＦＡでＤバックスに移籍したが、同ＧＭは「ある程度のけがは必ず起きるが、シーズンを乗り切れるだけの質の高い投手陣がいると思う。若手投手もいて、そのうちの何人かは将来に大きく貢献する可能性が高い。経験、若さ、さまざまなタイプの選手の組み合わせができることが気に入っている。ブルペンもそうだ。しかし、補強できる選手が見つかれば、検討する機会はまだある」とさらなる補強も示唆した。

　一方、先発ローテの枠の拡大は夏場まで行わないとしている。「現時点での計画では５人で行うことで準備はできている。全員がその準備ができており、賛成している」とエライアスＧＭ。「キャンプに入って、『先発６人制』にするのが理にかなっているという状況が明らかになれば、受け入れるつもり。開幕が本当に近づくまで、キャンプの最後の数週間まで決定する必要はないと思う。ただ、４月と５月の日程を見ると休みの日が多い。今はそう（６人制に）する必要はないと感じている」とした。中６日が主流のＮＰＢ出身の菅野、高齢のモートンもいるが、昨季１３勝のロドリゲス、２３年最多勝のエフリン、元ヤクルトのスアレスら多彩なメンバーをそろえてヤンキースなど強豪ぞろいのア・リーグ東地区を勝ち抜く考えだ。