レッドソックス番記者が吉田正尚の開幕スタメン落ちを予想 右肩手術から「間に合わないだろう」

吉田正尚

　米国スポーツ専門サイト「ジ・アスレチックス」は１日（日本時間２日）、レッドソックス担当記者が読者からの質問に答える特集「メールバッグ（郵便袋）」を掲載。その中でメジャー３年目を迎える吉田正尚外野手（３１）についても言及し、開幕予想スタメンから外れると予想した。

　開幕戦は３月２７日（同２８日）、敵地でのレンジャーズ戦。マカファリー記者はその開幕スタメンを予想し、「７番・ＤＨ」にレフスナイダーを入れ、「吉田が（開幕前に）トレードされるとは思わないけれど、開幕には間に合わない気がする。フェンウェイ・フェスト（ファン感謝イベント）で、吉田は１月末から素振りを始めると言っていたし、３月までスローイングをしないと言っていた。開幕に間に合う可能性はあるけれど、チームは十分なリハビリ期間を与え、（新人の）キャンベルを開幕ロースターに入れると思う。吉田が開幕アウトなら、レフスナイダーがＤＨだろう」とした。吉田は昨年１０月に右肩を手術し、現在はリハビリ中。球団が無理をさせないのでは、という見方だ。

　また、他の読者からの吉田のトレードの可能性についての質問には「全体的に見て吉田は十分、好打者と言える。レ軍が残り契約の年俸を支払っても構わないと思っているなら、現時点でトレードしているはず。レ軍は残り年俸の負担を（交渉先のチームに）求めているので、相手はコストが合わないと考えていると思う」と分析。「ロースターの枠を空けるために、残り５４００万ドル（約８３億２０００万円）中の４０００万ドル（約６１億６０００万円）を負担するのは、得策ではない。それができるなら、もうすでにやっているはず」とした上で、「吉田がまず健康で復帰するまで待って、夏以降にトレードするのでは」としている。右肩の故障から完全復帰しある程度の結果を残していれば、市場価値も再上昇し、見合ったトレード話が出てくると見ているようだ。