藤井聡太棋王、３３手目で持ち時間４時間のうち３１分使う長考…棋王戦五番勝負第１局

増田康宏八段との棋王戦五番勝負に臨む藤井聡太棋王（日本将棋連盟提供）

　将棋の藤井聡太棋王＝王将、竜王、名人、王位、王座、棋聖＝に増田康宏八段が挑戦する第５０期棋王戦五番勝負第１局が２日午前９時、高知県高知市「文化プラザかるぽーと」で始まった。

　振り駒の結果先手となった藤井。戦型は角換わりで進んでいる。持ち時間は各４時間。藤井は３３手目で３１分の長考をした。

　２人の対戦成績は藤井の６勝１敗。先月８日の叡王戦本戦トーナメント１回戦でも藤井が勝利した。八冠返り咲きを狙う藤井は、今年に入り、王将戦七番勝負でも永瀬拓矢九段相手に２連勝と順調なスタート。

　一方の増田八段は、タイトル戦初挑戦。今年に入り公式戦１勝４敗とやや苦しんでいるが、対藤井では１８年の竜王戦本戦トーナメント２回戦以来となる勝利を目指す。

　正午から昼食休憩をはさみ、夜までには決着する見込み。