【巨人】矢野コーチ、２０歳大砲候補の衝撃弾に「誰が見てもすごい。半端じゃないよ」

２軍キャンプを視察した阿部慎之助監督（左）はティマに声をかける　（カメラ・堺　恒志）

　来日５年目の巨人、フリアン・ティマ外野手が２日、衝撃のフリー打撃を披露した。２軍の宮崎キャンプ２日目、ひむかスタジアムで行われたフリー打撃でバックスクリーン上部を直撃する特大弾。このオフ、ウィーラー巡回打撃コーチの助言で磨いてきた左足を上げる新フォームの成果を見せつけた。

　打撃ケージの裏から衝撃弾を見ていた矢野２軍打撃チーフコーチは、「誰が見てもすごい。半端じゃないよ」と評価。昨秋の時点では課題だった打撃フォームの間が取れるようになったと分析し、「あれだけの飛距離を見せられると、いろいろと求めたくなってしまう。だけど、急がないで一つ一つ課題をクリアしていけば半端じゃない打者になれる。確率良く、計算が立つ打者に成長してほしい」と期待した。

　ティマは浅野と同学年の未来の大砲候補。４年目の昨季は２軍が主戦場となり、１１５試合に出場してイースタン２位の１５本塁打、打率２割５分１厘、５３打点をマークした。このオフのトレーニングの結果、自己最重量１０６キロで来日し、支配下昇格を目指している。