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自宅の「後ろの方が燃えていた」大谷翔平がLA山火事で2週間避難生活をしていたことを明かす インフルにも罹患

スポーツ報知 / 2025年2月3日 5時0分

ロサンゼルスで発生した山火事での避難生活について語ったドジャース・大谷(カメラ・村山みち通信員)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が1日(日本時間2日)、本拠地・ドジャースタジアムでファン感謝イベント「ドジャーフェスト2025」に出席し、1月にロサンゼルスで発生した山火事で自身も避難生活をしていたことを明かした。同時期にインフルエンザにもかかっていたが、すでに普段の生活に戻っており、今年初めてファンの前に現れて、左肩手術などからの順調な回復具合を報告した。

 左の薬指に指輪をはめた主役がステージに現れると、2年連続でチケット完売の会場は一気に熱気に包まれた。球場内が改修工事中のため、同敷地内の駐車場で開催された今年の「ドジャーフェスト」。大谷は約10分のトークショーの中で「これまで何年かで一番忙しいオフシーズンだったかなと。僕も避難しないといけなかったですし」と近況を明かした。

 23年9月の右肘手術から投手としても復帰する勝負の年。昨年11月の左肩手術と合わせてリハビリに励んでいたが、思わぬ事態に見舞われていた。1月にロサンゼルス近郊で発生した未曽有の山火事。大谷は被災者支援のため1月16日(同17日)には50万ドル(約7800万円)を個人で寄付すると発表していたが、実はその裏で…。日米メディアの取材で「(自宅の)後ろの方が燃えていた。うちも危ないかなとは思ってたんですけど」と告白した。

 「夜中でしたね。アラートが鳴って、って感じですかね。妻とデコ(ピン)と一緒に、まず避難することの方が先だったので。すぐに荷物を持って」。第1子を妊娠中の真美子夫人、愛犬と緊急脱出した。知人宅を借り、約2週間の避難生活。現在は「今は普通に戻ってます」と自宅へ戻っているといい「少しでも早く皆さんが元の生活に戻れるように祈っている」と被災地を気遣った。

 もう一つの苦難もあったという。避難生活中の練習法を聞かれると、「ちょうどその時にインフルエンザになって寝込んでたので」と苦笑。心なしか顔回りもシャープになった印象を受けるが「今のところ、スケジュール通りには来てますし、スムーズにスプリングトレーニングに入って、そのままシーズンに入れるんじゃないかなとは(自分自身に)期待してます」と頼もしかった。

 日本への帰国もかなわなかったオフを乗り越え、新米パパにもなる今季。「緊張と楽しみが両方ありますけど、無事に生まれてきてくれればそれだけで十分だなと思ってます」と背番号17。同じ「MVPトリオ」のフリーマンは「投球を始める頃には50盗塁してるかもしれないし、父親としての強さも身につけているから、60本打つかも(笑)」と予言した。二刀流で、前人未到の「50―50」を達成した昨季を上回るサプライズを巻き起こす。

 ◆ロサンゼルスの山火事 ロサンゼルス近郊で1月7日(日本時間8日)から発生。同西部の高級住宅街・パシフィックパリセーズなど少なくとも3か所で火の手が上がり、翌日までに住宅など2000棟以上が焼失した。当時のバイデン大統領は10万人以上が避難命令の対象と発表。31日(同2月1日)には米カリフォルニア州の消防当局が鎮圧を発表したが死者は29人で行方不明は少なくとも14人、住宅など1万8000棟以上が損壊したとされる。ドジャースなど同地が本拠のスポーツ団体はさまざまな寄付、支援活動を続けている。

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