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青学大・若林宏樹が世界陸上参加標準記録突破 原晋監督「すべては本人次第」

スポーツ報知 / 2025年2月2日 19時9分

初マラソンの日本新記録と日本学生最高記録を樹立し、笑顔でオフィシャルタイムを指さす青学大・若林宏樹(カメラ・宮崎 亮太)

◇別府大分毎日マラソン (2日、大分市高崎山うみたまご前スタート、別府市亀川漁港前折り返し、大分市ジェイリーススタジアムゴール=42・195キロ)

 9月の東京世界陸上男子マラソン日本代表選考を兼ねて行われ、大学卒業を機に引退を表明している青学大の若林宏樹(4年)が日本歴代7位、初マラソン日本最高、日本学生新記録の2時間6分7秒で日本人トップの2位となった。第101回箱根駅伝(1月2、3日)では山上りの5区で区間新記録をマークして青学大連覇に貢献。マラソンでも能力を発揮し、世界陸上参加標準記録(2時間6分30秒)も突破した。

 第101回箱根駅伝(1月2、3日)の5区で区間新記録の区間賞で青学大の連覇に貢献した若林が激走した。大学卒業を機に競技の第一線から退き、日本生命入社が内定している。「陸上人生で、有終の美を飾れました。山あり谷ありの陸上人生でした。やりきったという気持ちです」と若林は爽やかな表情で話した。

 初マラソンで世界陸上参加標準記録(2時間6分30秒)を突破した若林は、記録と成績の上では世界陸上日本代表の候補に浮上。日本陸連強化委員会の高岡寿成シニアディレクター(54)は「代表の資格、権利がある選手については本人に出場の意思があるか確認した上で選考、発表します」と説明した。

 青学大の原晋監督(57)は「すべては本人次第です。もし、若林が代表に選出されて9月の世界陸上まで走る、というのであれば、私からも日本生命さんにお願いします。『日本生命』の所属選手として出場することになるし、青学大が練習をサポートします。繰り返しになりますが、すべては若林次第です」と話した。

 この日、原監督とともにテレビ解説を務めたマラソン15戦10勝の「レジェンド」瀬古利彦さん(68)はゴール後に対面した若林に「日本生命であと1年、走らせてもらいなよ」と就職先で競技を続行することを勧めた。瀬古さんのストレートな提案に若林は「いえいえ」と苦笑いしながら答えた。

 ◆若林 宏樹(わかばやし・ひろき)2002年9月3日、和歌山・下津町(現海南市)生まれ。22歳。下津二中3年時に全国大会3000メートル10位。京都・洛南高に進学し、全国高校駅伝では1年5区14位、2年補欠、3年1区3位。21年に青学大地球社会共生学部に入学。学生3大駅伝は1年出雲駅伝4区6位、同全日本大学駅伝6区12位、同箱根駅伝5区3位。3年全日本大学駅伝1区8位、同箱根駅伝5区2位(区間新記録)。4年出雲駅伝5区5位。自己ベスト記録は5000メートル13分41秒32、1万メートル27分59秒53、ハーフマラソン1時間01分25秒。尊敬する選手は青学大時代に箱根駅伝5区で活躍し「3代目・山の神」と呼ばれた神野大地(31)=現M&Aベストパートナーズ選手兼任監督=。ライバルは洛南高時代のチームメートの駒大・小牧波亜斗(4年)。好きなタレントは上白石萌歌。弟の良樹は青学大陸上部1年。168センチ、53キロ。

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