レッドソックス吉田正尚”日本野球の父”の生家を訪問
スポーツ報知 / 2025年2月3日 9時43分
レッドソックスの吉田正尚外野手が2日(日本時間3日)、明治初期に日本に野球を初めて伝えた故ホーレス・ウィルソン氏のメーン州ゴーラムの生家を訪問し、同氏の親族と対面。南メーン大で行われた同氏の功績を称えるイベントでは、中日と近鉄に所属したラルフ・ブライアント氏(63)と、日米の野球交流について対談した。
日本人メジャーリーガーとして初めて、日本の野球伝来のルーツを訪れた。ボストンから約175キロ離れたウィルソン氏のゆかりの地。同氏が1843年に生まれた生家は現在、弟エルブリッジ氏のひ孫にあたるアビゲイルさんら親族が暮らしている。日本の野球に精通するアビゲイルさんに「甲子園でプレーしたことがありますか」と問われた吉田は「高校時代に2度出場しています。今年の春には母校が出場するので楽しみです」と応じ、会話が弾んだ。
「歴史を感じました。ボストンも古いお家が多いですけど、今も(生家が)残っているのがすごい。当時のことは、なかなかイメージが沸かないですけど、雰囲気を感じられた。こうして長く続いた(野球の)歴史を知り、スポーツを通じて次の世代につながっていけることは、すごくいいことだと思います」。アビゲイルさんも、153年の歳月を経て、今も日本野球の父として称えられている曽伯父と、現在の大リーガー、吉田が”交差”したイベントに「ウィルソン家は代々、レッドソックスのファン。レッドソックスでプレーする日本人選手をお招きできて、とてもスペシャルな時間になりました」と語る。
外国人教師が教えた「ベースボール」は「野球」として日本全国に発展。アマ野球からプロ野球が誕生し、1962年に村上雅則氏が初めてメジャーでプレーした後、野茂英雄氏、イチロー氏、松井秀喜氏ら多くの選手が海を渡って、吉田が活躍する今に至る。
ウィルソン氏は、1872年にメーン州から外国人教師として開成学校(現東京大学)に赴任。日本の学生に野球を教えたのが、日本における野球の歴史の始まりとされる。日本に野球を伝えた功績で2003年には、日本の野球殿堂入りも果たした。
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