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「やってやろうじゃないの」巨人・阿部慎之助監督がぶち上げた高い数字に観客どよめき…セ初の新人監督から連覇へ

スポーツ報知 / 2025年2月4日 5時0分

トークショーで、力強い書道のメッセージが掲示されたステージに登場した阿部監督(カメラ・今成 良輔)

 巨人・阿部慎之助監督(45)が3日、現状での今季の優勝確率を「90%」と宣言した。キャンプ地の宮崎県総合運動公園で行われたフリーアナウンサー・徳光和夫氏(83)とのトークショーに参加。このオフの大型補強で、昨季4年ぶりのリーグ制覇を達成したチームの進化に手応えを明かした。2リーグ制後、新人監督からの連覇を果たした例はセ・リーグにはないが「そういうジンクスというのは追っ払って、『やってやろうじゃないの』と思っています」と負のデータも打ち破る意欲を示した。

 吹き付けた強い風にも負けない力強さが、阿部監督の言葉にこもっていた。徳光氏から現時点での優勝確率を問われた。「今、90%ぐらいじゃないですか」。指揮官の口から飛び出したのは極めて高い数字。観客からどよめきと大きな拍手が巻き起こった。

 負のデータにも終止符を打つ。昨季は通算22人目となる就任1年目での優勝を果たした。だが、2リーグ制以降では、新人監督からの連覇をしたケースはセ・リーグではない。「新人監督で2年目に優勝した人はいないというジンクスがあるみたいで、そういうジンクスというのは追っ払って、また『やってやろうじゃないの』と思っています」と高い壁に挑み、乗り越えることを宣言した。

 リーグ連覇と日本一へ。キャンプインの1日からサバイバルが始まっているが、阿部監督はうれしい悲鳴を上げる。「素晴らしい補強をしていただいた」と大補強で層の厚みが増し、「だからこそ人(ファン)も呼べて、一昔前のジャイアンツに戻れた感覚はあります。賛否両論ありますけど、人を集めてなんぼ」と人気への影響力も説いた。野手では正捕手候補の甲斐と5番候補のキャベッジが加入。4番・岡本らを除くオーダーは未確定で「ぜいたくな悩みではありますし、そう悩ませてくれる選手がたくさんいるってこと」と語った。

 先発投手では昨季15勝を挙げた大黒柱の菅野がオリオールズへ移籍したが、戸郷、山崎、グリフィン、井上の4本柱は健在。日米通算197勝の田中将が加入し、さらに横川や西舘、又木ら上積みが期待される選手も多い。昨季12球団トップの救援防御率2・27を誇った盤石のリリーフ陣には、昨季セ・リーグ最多セーブのマルティネスが加入。守護神を務めていた大勢を「8回」に据える方程式は、まさに鉄壁だ。

 もちろん若手の台頭も不可欠。「いろんな練習方法は教えてあげることは大事かなと思う」と浅野や萩尾、山瀬の打撃練習中に助言する姿も。さらに2年目左腕の森田らが投球練習を行った2軍ブルペンも視察するなど積極的に動いた。

 昨季同様8、9月を勝負と据え、宮崎のファンには「日本一になれるように、そしてまたこの宮崎に帰って来られるようにします」と約束した。最高の25年へ、誓った言葉を形に変える。(田中 哲)

◆キムタクさん 母校書道部  エールの筆

 〇…トークショーでは故・木村拓也さんの母校でもある宮崎南の書道部が書いたバックボードが掲げられた。中央にチームスローガン「新風」の文字が躍り「掴め日本一 不退転の覚悟 日々に新たに成長 前向きなチャレンジ精神 伝統に新しい風を吹き込め」としたためられた。「素晴らしいですね。(字が)生きてる感じがしますよね」と指揮官は感謝していた。

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