劇団民芸の女優・岸野佑香さん死去 ８１歳大腸がんのため 舞台「セールスマンの死」、映画「黒部の太陽」など

大腸がんのため死去した岸野佑香さん

　劇団民芸は４日、所属女優の岸野佑香さん（きしの・ゆか、本名＝高橋小百合＝）が１月３日、大腸がんのため都内で死去していたことを発表した。８１歳。葬儀は家族葬で営んだ。

　東京都出身で文学座附属研究所を経て１９６３年、劇団民芸入り。主な出演舞台に「セールスマンの死」「イルクーツク物語」など。映画では１９６０年代に「絶唱」「黒部の太陽」にも出演。また２０１４年から平安朝日本語を復元する試みとして「源氏物語」の朗読も続けていた。