藤井聡太王将、王将戦第３局の前日会見で「ここまでの２局で課題が見えて来た」 対戦者・永瀬拓矢九段は「精いっぱい戦う」

第３局前日会見に臨んだ藤井聡太王将（左）と永瀬拓矢九段

　将棋の藤井聡太王将（２２）＝棋王、竜王、名人、王位、王座、棋聖と計７冠＝が４日、都内で行われた東京・立川市の「オーベルジュときと」で５、６日に指される第７４期王将戦七番勝負第３局の前日会見に挑戦者の永瀬拓矢九段（３２）と出席した。

　２連勝中の藤井は「ここまで２局で課題であったり見えてきたところもあるかなと感じている。２日間集中して、良い内容の対局ができるように頑張っていきたい」と意気込んだ。２年連続の同所での対局で「お食事も楽しみにしたい」と笑みを浮かべた。

　一方の永瀬は、３連敗で迎えた４年前の立川対局と同じような状況。「明日は精いっぱい戦って１勝でも返して、１局でも多く見ていただけるように頑張りたい」と力を込めた。