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大谷だけの特殊な事情 超異例ぶっつけ投手復帰 ロバーツ監督が明かす

スポーツ報知 / 2025年2月5日 4時30分

二刀流復帰を目指す大谷

 2023年9月に2度目の右肘トミー・ジョン手術を受け、今季二刀流での復帰を目指すドジャース・大谷翔平投手(30)が、対外試合に一度も登板せずに「ぶっつけ本番」で投手復帰する可能性が高いことが3日(日本時間4日)、分かった。D・ロバーツ監督(52)は大谷の復帰時期について5月頃と明言しているが、マイナーの試合には登板しない異例の復帰プランを検討している。ド軍は11日(同12日)からアリゾナ州グレンデールでキャンプインする。

 大谷の投手復帰は、異例のぶっつけ本番になりそうだ。23年9月に2度目の右肘手術を受け、今季は2年ぶりに投打二刀流でプレーする。故障明けの投手はオープン戦やマイナーでの試合などの対外試合に数試合登板してメジャーのマウンドに上がるが、ロバーツ監督はスポーツ報知の取材に「彼はマイナーリーグでは投げない。メジャーの選手を相手(ライブBP=実戦形式の打撃練習)に数回登板してGoになるだろう」と説明。開幕戦から打者で出場を続けることから、チームに帯同してライブBPで調整し、投手として復帰する計画を明かした。

 指揮官は復帰時期について、スポーツ報知の新春対談で日本ハム・栗山CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)に「5月までは投げさせないつもり」と明言。ポストシーズンでの登板までにらみ、余裕を持った計画を描いていた。1日(日本時間2日)のファン感謝イベントでも「それ(5月)くらいだと思う。それよりもう少し早くなるかもしれない」と見通しを語り、3月18、19日に東京Dで行われるカブスとの開幕シリーズ登板を否定し、開幕ローテには入れないことを明かした。

 通常の復帰プロセスでは、キャンプでブルペン投球の強度を上げ、4月からマイナーでの試合に登板してイニングを増やすが、大谷だけの特殊な事情により異例のプランを検討することになったようだ。昨季は打率3割1分、54本塁打、130打点で、開幕からチームに欠かせない打者。マイナーで登板となれば移動などもあって、前後1日ずつを含め、1登板につき数試合の欠場となる可能性がある。5月復帰という目標から3月のオープン戦に登板する可能性は低く、開幕後は打者で出場を続けながら、試合にライブBPで実戦感覚を養う見通しだ。

 今後のリハビリ状況などにもよるが、現時点で復帰登板は5月13日(日本時間14日)からの本拠地9連戦前後が有力視される。昨年11月の左肩手術で復帰に向けたプログラムは再考されたが、12月にはキャッチボールを再開。11日(同12日)に始まるキャンプでは、手術した右肘や左肩の状態を確認しながら二刀流調整を進めるが、対外試合には登板しない異例の道程を経て、23年8月23日のレッズ戦以来でドジャース移籍後初となるマウンドに上がることになりそうだ。

 ◆大谷の前回手術からの投手復帰 18年10月に1度目の右肘トミー・ジョン手術。投手復帰を目指した20年は新型コロナの影響でキャンプ、オープン戦が3月途中で打ち切りとなり、紅白戦登板などで調整して7月の開幕を迎えるも2登板のみで再び右肘付近を痛めて打者に専念。21年はオープン戦4登板を経て開幕ローテ入りし、9勝。メジャー7年間で投打ともにマイナーの試合(練習試合などを除く)に出場したことはない。

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