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高木美帆、今度こそ得意1500メートルで金メダル「取りたいものに貪欲に向かいたい」…ミラノ五輪あと1年

スポーツ報知 / 2025年2月6日 11時10分

ミラノ五輪では1500メートルで悲願の金メダルを目標とする高木

 ミラノ・コルティナ冬季五輪開幕まで6日であと1年。五輪で数々の表彰台に上がってきたスピードスケート女子の高木美帆(30)=TOKIOインカラミ=が、世界記録を持つ得意の1500メートルで、悲願の頂点を狙う。

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 高木は2010年、日本史上最年少となる15歳でバンクーバー五輪に出場。18年平昌、22年北京五輪を経験し、4度目の五輪が1年後に迫る。「目指すもの、取りたいものに貪欲に向かいたい」と力を込める。

 平昌で3個のメダルを獲得すると、前回大会の北京では5種目(3000メートル、1500メートル、500メートル、団体追い抜き、1000メートル)に出場。1000メートルで個人種目自身初となる金メダルに輝くなど、冬季の日本勢では初となる1大会4個のメダルを獲得し、通算でも7個で日本女子最多となった。だが、得意の1500メートルでは2大会連続の銀メダル。喜びを味わう一方で、悔しさも残るものとなった。

 北京五輪終了後は大きなチャレンジをした。ナショナルチーム(NT)を22年春に離脱し、北京五輪までNTでコーチを務めたオランダ人のヨハン・デビット氏(45)と新たに「チーム・ゴールド」を結成した。日体大職員を退職して退路を断ち、活動方針に賛同して支援を決めたTOKIOインカラミに所属先も変更。だからこそ4度目の五輪に向けては「過去3大会と違う思いを持つものになると感じる」との思いを語る。

 オールラウンダーとしての挑戦を続けてきたが、ミラノ・コルティナ五輪では「3種目くらいと考えている。的を絞って1500メートルで存分に走れるようにしたい」。2連覇が懸かる1000メートルと前回「銀」の団体追い抜きを含めた出場をイメージし、“本命”に照準を合わせる考えだ。「ミラノで自分が望むものを手にするために、より濃い時間にしていかなければ」と気合を入れた。今季W杯は順調に勝利を重ね、米ミルウォーキー大会の1000メートル(1月31日)では通算35勝目で日本勢単独最多となるなど、好調を維持。1年後の大舞台まで勢いをつなぐ。(三須 慶太)

 ◆高木 美帆(たかぎ・みほ)1994年5月22日、北海道・幕別町生まれ。30歳。TOKIOインカラミ所属。帯広南商、日体大卒。2018年世界選手権総合優勝。19年に1500メートルの世界記録樹立。20年全日本選手権で史上初の5種目V。五輪は10年バンクーバー大会に史上最年少15歳で出場。通算7個のメダル(金2、銀4、銅1)は夏冬通じ日本女子最多。家族は両親と兄、平昌五輪2冠の姉・菜那さん。164センチ。

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