「ダイタク」吉本大、「９番街レトロ」なかむら★しゅん、オンラインカジノで賭博の疑い、警視庁事情聴取

東京・新宿区の吉本興業

　お笑いコンビ「ダイタク」の吉本大と、「９番街レトロ」のなかむら★しゅんが、オンラインカジノで賭博をした疑いがあるとして、警視庁から任意の事情聴取を受けたことが５日、捜査関係者への取材で分かった。

　同社はこの日、コンプライアンス違反の疑いがあったとして、一部所属タレントの活動自粛を公式サイトで発表。「弊社所属の一部タレントにつきまして、コンプライアンス違反の疑いがあることが判明したため、現在、外部弁護士を交え、事実関係を調査中でございます。事実関係などが確定するまでの間、一部タレントは活動を自粛することになりました」とつづっていた。

　「ダイタク」はこの日、トークライブ「わかってもらえるさ」（東京・ヨシモト∞ホール）を中止した。理由について「都合により」とだけ説明していた。また、出演予定だったこの日の公演「シブゴゴ！」「ワラムゲ！」の休演も発表された。テレビ東京系「ゴッドタン」（土曜・深夜１時５０分）は番組公式ＳＮＳで８日の放送を変更することを発表した。同番組は「８日の放送は、一部出演者の事情により放送を差し替え、過去の放送回を再放送致します」とコメント。次回予告で、ダイタクが出演していた。

　「９番街レトロ」のなかむら★しゅんは、すでに、テレビ朝日系「ナイチン街レトロ」などのレギュラー番組の出演を見合わせている。６日の「幕張平日ネタライブＳＰ１１時」「―１３時」などへの出演も取りやめ、相方の京極風斗のみが出演する。

　吉本興業は、２０１９年に所属タレントの闇営業問題に端を発した騒動から、コンプライアンス徹底を表明している。